ごめんまじジャニーズ関係ないしクソ重たい話だからあんま読むのオススメしない、というはなし

急にめちゃくちゃヘビーな話題を持ち出すことに定評のあるわたしだけど、どこにも吐き出すところがないのでこちらにてアウトプットさせていただくわね(誰?)

 

 

わたしは今年30になるのだけど、結婚の予定もないし、彼氏もいないし、彼氏になりそうな人もいない。

たまに彼氏欲しいなと思ったりはするけど別に今は今でいいと思ってる。これはまじで強がりでもなんでもなく、人といると無意識に気を張ってしまってしんどくなってしまうこと、仕事したり友達と会う時間をオンと位置付けるなら家にいる時間や休日=オフの時間とする私はオンオフの切り替えが出来なくなってパンクしてしまうのでまじで誰にも迷惑かけないという精神的な楽さが半端ではない。

 

で、そんな「私独身だけど寂しくなんかないわよ」みたいなクソつまらん話をしたいわけではなく、私と私の家族の未来について最近考えることがめちゃくちゃ増えたのでここに残しておきたいなと思う。

 

 

昨年身内が癌になった。

私がまだ未成年で全然子供の頃(もう15年も前)に1度手術して、去年再発。

定期検診も行っていたし15年も経って再発は全く予期していなかったので本人よりも私が取り乱してしまった。仕事が立て込んでて毎日残業していた時、再発の連絡を受けて夜中会社で会議室に篭って泣いたのは一生忘れないと思う。手術はこっちの心配が大袈裟だったというくらい呆気なく成功して、「悪運が強いですね」とお医者さんにも言ってもらえたりした。手術の立ち合いからの帰り道、もう大丈夫と久々に不安じゃない夜を過ごしたのを覚えてる。

 

私は実家が大好きで四半期に一回必ず帰るのだけど、コロナの影響で今年は一度も帰省できていない。まして身内が患ったのは呼吸器系なので、コロナなんてかかったら終わり。

 

で、そんな中再発の連絡を受けた。元々手術で取りきれない(取るほどでない)癌のもと(ゆくゆく癌になるだろうもの)は見受けられたけど、それらが手術が必要なレベルの癌になるのと寿命を全うするの同じ年月でしょう、という診断だった。

でも連絡を受けた時は転移もあった。腫瘍は大きくなってた。医者も神様じゃないから当たり前だけど話がちげえだろと思った。隔月の経過観察もあったはずだ。本人は多分落ち込んだと思うのだけど、自分なりにきっかけがあったようで治療をしてみようと思う、と明るく私に言ってきた。寿命まで生きたい、死ぬならやらずに後悔よりやって後悔の方がいい、だから入院治療をする、と。

これは自分で良くなかったなと思うのだけど、そう言われて私は入院治療に難色を示してしまった。いくら元気でも後期高齢者、入院治療には副作用もあるし、完治するまでどのくらいかかるか、どの程度の効果があるかはわからない。ましてコロナで家族も満足に見舞いにも行けず、辛い副作用と癌という病気と、たった一人で向き合って戦う。これを、70をとうにすぎた老人が一人でやるのだ。治ってほしいけれど、そんな辛い思いをさせたくないという気持ちから「賛成」だなんて言えなかった。

 

でもこれは私のエゴなのかなと思った。「辛い思いをしてる家族を見てるのが辛い」っていうエゴ。辛いと言っても私が癌になるわけでも副作用に苦しむわけでもない。私に決める資格はない。治療を受けるも止めるも、それは本人に決める権利がある。当の本人は一度決めたら早いタイプなので、もうすぐ入院治療が始まる。これからなのでまだどうなるかわからない。前みたいに呆気なく「良くなった」となるかもしれないし、副作用に耐えられず治療を断念してしまうかもしれない。コロナのせいで見舞いには行けないだろうし、年内帰省できるかもわからない。なんでこんな時に、と思うと毎晩毎晩泣くことしかできない。

 

 

となった時に、私はこういう決断や迷い、歯痒さや申し訳なさをあと何度経験するのかな、とふと思った。新卒の時、何も考えずに東京に出てきた。ジャニーズをおっかけて東京に来るたび憧れが増して、就活で会う企業や就活生のレベルや規模にも刺激があった。完全に勢い。地元で公務員になると言って大学に行かせてもらったので家族も親類も寝耳に水だったろうに、あなたの人生だからと快く送り出してくれたのは感謝してもしきれない。田舎は長子が家長となり家を守るべき、という風潮が根強く残ってる。(男性ならなおさら)私は女姉妹の長子なので、「あなたは婿をとってこの家を継ぐんだよ」と言われて育てられてきた。上の理由から長子を重宝する傾向があるので、長子であることで優遇されてきた自覚もある。(妹は不遇を感じることもあったらしいので、申し訳ないなと思う)

妹は早くに結婚して、他の家に嫁いだ。

私は東京に出て8年が経つ。多分、働けるうちは東京にいるんだろうな、と思う。仮に結婚したとしたって「じゃあこれを機にUターンしましょう」は相手が地元の人じゃない限りあり得ないだろうし。この8年で家族はぐっと歳を取った。周りより若いのが自慢だった両親は白髪が増えて、気づいたら老眼鏡をかけるようになった。同じく若さが取り柄だった祖父母はいつの間にか後期高齢者と言われる年になって、耳は遠くなり、ひとまわりもふたまわりも小さくなった。背中はこんなに丸かったかな、歩く足取りはこんなにゆっくりだったかなと、帰省するたび思う。その時間を近くで共有できないことが、私にとっては自分が「責任の放棄」してるようにしか感じられない。(これもエゴって言われたらそこまで)

 

こんな言い方をしたくはないけど、家族の人生に「終わり」が来ることを止めることはできない。終わりに向けての準備や、もしかしたらそこまでにある家族の苦しみに私は寄り添ってあげられない。まじで今、それが何よりしんどい。倒れたら飛んでいく、辛いと言われたらそばで寄り添って支える、支えになるなんて大それたことができなくてもそばにいる、それができない。ただ、歳を重ねていく家族に遠くから寄り添うことしかできない。いつか家族の誰かがあの広い家で独りきりになる日も来るかもしれないと思うと、やりきれない気持ちになる。(これは考えすぎ、と上京組の友人からは言われるんだけど)いつか両親のどちらかに何かあった時、私はエゴじゃなくて、両親のために、彼らの意思を汲んだ決断ができるんだろうか。ここまで育ててくれた両親や家族が「あーいい人生だった」って言える終わり方を、娘として孫としてさせてあげられるんだろうか。今ほんとにそれに対しての答えがわからない。(じゃあ地元に戻ればいいじゃない、っていうのは安易すぎる)

 

 

冒頭で未婚について触れたけど、私は家族を安心させるためだけに結婚がしたいとさえ思う。

孫がみたい、あんたの花嫁姿をみるまで死ねない、と言われて笑い飛ばしてきたけど、今私はそういう孝行の仕方しか見出せない。8年精神ぶっ壊したりしながら仕事ガムシャラにやって人をまとめる立場にもつけたけど、そんなの家族のためになんて1ミリもならない。家族の未来を考えたとき、私はあまりにも無力だ。

 

っていうのを、コロナで在宅になることが増えて時間ができて、家族と離れてる期間が長くなって考えることが増えた。元々最悪の事態を想定するタイプなのと必要以上に抱え込みタイプなので、結構しんどい。ので、全然ジャンル違うんだけどここでアウトプットしてみた。あんま見られないだろうし。

 

 

ちょっと周りの雰囲気に疲れてしまってジャニーズから(というよりファンから)距離を置いてるんだけど、ジャニーズ、というかアイドル、希望を与えてくれるという言葉がぴったりな人たちなので私の身内にも元気をあげてほしい(身内は相葉くんが好き)

 

 

なんか気づいたら3000字以上重たい話しちゃったんですが、これ読んだみなさんもコロナと熱中症に気をつけて過ごしてね。終わり方が急。田舎から離れて暮らしてる方とか長女の人とかどうなんだろうこういうの。意見交換とかしたいからBBSみたいなのほしい(世代)

 

とりあえず早く平穏な毎日過ごしたいね。

たたみます。